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2016.11.10 (Thu)

10月21日 Mr. Mac Academy(2)

Mr. Mac Academyの日置さんが、Facebookに投稿されていたものです。

もちろん要約はされてますが、なんと!僕の発言した部分もたっぷりと取り上げてくださっています。

(ここから)

お待たせいたしました、10月21日に開催致しました第26回
Mr.Mac Academy のレポートです。
かなり、簡素化させて頂きましたが、やはり文章になりますと長文になりますが、是非とも最後までご一読頂き、その後シェアやブログなどでご紹介頂き一人でも多くの方に伝える事が出来ましたら
登壇者、スタッフ一同大変、光栄に思えます。

また、今回も多くの方々に支えられ開催し無事に終える事が出来ました事、改めて御礼申し上げます。

2016年10月21日金曜日午後7時から9時までの2時間、めぐろパーシモンホールにて第26回 Mr,Mac Academyみんなで考えたい!「不幸な犬猫を減らす為に、私達は今何をすべきか?」開催致しました。
今回から参加申し込みと同時に電子チケットの購入となり、当初危惧していたような大きな混乱も無くご案内ができました。
今回の講師陣は、今年の2月に開催した第23回の時と同じ、朝日新聞記者の太田匡彦さん、女優の浅田美代子さん、ニュースキャスターの安藤優子さん、Mr,Mac Academyの日置というメンバーで、司会進行に早川かをりさんを加えての開催です。

各講師陣の紹介後まずは太田匡彦記者の登壇です。
テーマは、動物愛護法改正後ペットを取り巻く世界ではどのようなことが起こっているのかという話しです。冒頭で「まずは『殺処分ゼロ』という言葉に惑わされないでください」という言葉から講演が始まります。



「2013年9月1日から動物愛護法の改正法が施行されました。その改正で大きく変わった事は自治体の動物管理施設(愛護センター)が、動物取扱業者(繁殖業者や販売業者など)からの引取依頼を断る事ができるようになったことです。ですから現在の殺処分の数は一般飼い主さんの飼育放棄や野良犬・野良猫だけのものになっていて、本来問題であった動物取扱業者の部分がスッポリと抜け落ちています。愛護法改正後に業者が自治体への犬の持ち込みが拒否される、でも従来のビジネスモデルはそのまま存在しているということで高齢になって繁殖ができなくなった犬や売れ残った犬などの行き場が無くなり、業者による大量遺棄事件、犬の引取屋の出現、回しっこの活発化が表面化してきています」

【犬の引取屋】
売れ残った犬や繁殖ができなくなった犬を1万円から3万円くらいでショップや繁殖業者から引き取って自分の施設で飼うというビジネスで、劣悪な狭い環境で散歩もろくにされていないと見られる。動物愛護団体などから虐待行為だと問題視されています。
【回しっこ】
繁殖能力が衰えてきた犬をその能力が完全に無くなる前に業者間で転売するやり方です。ただしいつかは完全に繁殖能力が無くなるのですから、最後にそのような犬を抱えた業者はそのやり場に困ります。実際にあった事例では、そのやり場に困った業者が動物愛護センターに「ウチに11頭の捨て犬がいる」と虚偽の通報をして、その嘘が判明して偽計業務妨害で逮捕されたという事件があります。

「今年春に行われたペットの展示会で驚く発言がありました。あるシンポジウムのパネリストの一人が、これまでペットは癒されるとかエンジョイするという意味合いで飼われてきたが、これからはサプリメントペットという考え方を広めていかないといけないという趣旨のことを言っていました。背景にあるのは、犬を飼うということで人間の健康寿命が延びるのはいいのですが、それをサプリメントと言ってしまう業者の考え方に鳥肌が立ってしまいました。そしてペット業界では今何を言っているかというと、これまで愛護法によって業者の締め付けが強かったので、これからは規制緩和だと言い始めています」

犬猫の福祉を今以上に向上させなければという人たちが、ペット業者に対する規制がまだまだ甘いと考えているのと比べ、考え方に大きなズレがあると言わざるを得ません。

これらの現状から、では今後どのようにしたら福祉の向上に繋がるだろうという話しで締めくくられます。

「ひとつは今の生体を流通小売業というビジネスモデルで売るというところに対する変革をもたらすような愛護法の改正が必要だろうと思います。
もうひとつは、自治体による動物取扱業者への監視・指導を徹底していく必要があるだろうと思います。
最後に、自治体の殺処分ゼロ運動は動物愛護団体さんが、その役割を担ってしまっています。この役割は今後も続いていくでしょうから、ここに対して自治体の助成等を検討しつつ、動物愛護団体さんの質もきちんと上げていく必要があります。
これらを進めていくことで日本にいる犬や猫の福祉または環境が改善するのではと思っています。以上です」

次に浅田美代子さんの登壇です。



「まず太田さんに質問です。猫でスコティッシュフォールドという種類ですが、あれはもともと奇形で遺伝的に重い病気が多いというのが今人気ですごく売れていると聞きますが、あれをどう思いますか?」

太田さん「まさにそれは今月末に記事にするのですが(会場笑い)正確に言うと骨軟骨異形成症という優性遺伝をする先天性疾患を高確率で持っていて、関節に骨瘤ができてどのくらい痛いのかは分かりませんが動きが鈍くなります。重度の場合は動けなくなる個体もいるようです」

浅田さん「これを繁殖規制することはできないのですよね。ただ人気があるという理由で今すごく繁殖されていますよね。不幸な猫がまた増えるだけだなと思ってすごく辛いです」

ここから浅田さんの講演が始まります。

去年の平成27年度の殺処分データです。引き取り数13万6724頭、そのうち殺処分数8万2902頭です。確かに10万頭を切ったのですが半分近くが殺処分されています。
その内訳です。犬の持ち込みが成犬5756頭、子犬706頭。飼い主不明が成犬で3万2517頭、子犬7670頭。計4万6649頭で殺処分が1万5811頭。そのうち子犬は3449頭。
そして猫の持ち込みが成猫7646頭、6415頭。飼い主不明が成猫1万8002頭、子猫5万8012頭。計9万0075頭のうち殺処分が6万7091頭。そのうち子猫が4万4068頭。

「このデータを見ると野良猫を何とかしなければと思いますが、その数を減らそうと動いているのはボランティアさんが主で行政はそれほど関わっていないのが現状です。
また現在問題になっているのが捨てられてしまう老犬たちです。病気になったからだとか動けなくなったからだとか、痴呆症になって夜泣きがすごいとかの理由です。確かに老犬の介護は大変でしょうが10年以上一緒に暮らしてきてどうして捨てられるのだろうと私は思います。そして老人に飼われていた子が行き場が無くなり、センターに収容されるという事例も多いです」

そして会場では捨てられた老犬たちのスライドが流されます。床ずれを起こしている老犬や瀕死に近い状態の犬などが次々に映し出されます。

「老犬が捨てられて、そのことを察したかのように2~3日で亡くなる子もいます。その残りほんの数日間を飼い主さんは最期まで看取ってあげるべきだと思います」

次いで悪徳繁殖業者の写真ですが、今回は繁殖犬ではなく子犬の写真です。ひどい状態のアカラスという皮膚病に罹患した子犬。水頭症の犬や奇形の子犬などが映し出されます。

「本当に繁殖業の規制をしないと不幸な子も減らないし不幸な親犬達も多いままだと思います。ヨーロッパなどはブリーダーさんと直接話をして子犬が産まれるまで半年とか待って手に入れます。そうしていかないと大量繁殖がいつまでも続き売れ残りも続きます。あとは高齢者が犬を飼うという場合も、ショップでの契約時には飼い主さんが何かあった場合はお子さんや親戚の誰が引き取るなどとしっかりと決めておけばいいですし、愛護団体の保護犬の場合は一時預かりというものがあって、里親さんが決まるまで一時的に保護犬を預かるシステムもあるので、それを活用するのもいいと思います」



安藤さん「動物保護団体の良し悪しを見極めるのは物凄く難しいと思います。東日本大震災の時もたくさんの団体さんが名乗りを上げました。私たちもどれがどれだか分からないので団体さんのアップする映像等を見るのですが、実はそれが合成写真だったとか寄付などを集めてあっという間に団体ごと姿を消したというのも数件ありました。そのような中で私たちはどれが良い団体でどれが悪い団体か見極めづらいですがそこはどうですか」
浅田さん「私はやはり自分の目で見て実際に話しをしてみて、あとは急に行っても飼養する施設がいつも綺麗になっているだとか、実際に悪徳繁殖業者のように汚くしているところもありますから、そのような部分で見極めています」

それから壇上の机の位置を変えてから、これまでの話しを前提にしてディスカッション形式で話しを進めていきます。

安藤さん「先ほど生後56日、8週齢という話しがありましたが、なぜペット業者はそのわずかな期間ですら親元に置いておくことを躊躇するのかという理由を先ほど浅田さんから訊きました」
浅田さん「とにかく小さい可愛いという思いが、これは業者も勿論問題がありますが飼う側にも問題があると思っています。とにかく哺乳瓶から育てたいという気持ちが強いです。犬の一生からすれば8週というのは短い期間だと思います。8週齢を経ないで早く親元から引き離すと社会性を学ぶ期間が短くなり、噛み付くや吠えるなどの問題行動を引き起こしやすくなります」

安藤さん「ペット業者の側の話しを日置さんからしていただきたいと思います。なぜこのように可愛い可愛いでしか売れないのでしょうか」



日置「やはり生き物ですからモノと違い置いておく期間が長ければ長いほどエサ代、飼育費用に伴う人件費等、ランニングコストがかかります。もうひとつは先ほど言われた、可愛いと思わせて衝動買いを誘うためです。
今回のパンフレットに載せている写真は私の家で産まれた子犬ですが、最初は噛み癖がありましたが親に躾られて噛まなくなりました。
その期間ですが個人的な感情では、できれば3ヶ月くらいは、親兄弟と一緒に過ごさせてあげたいなと思います。
犬は人間に依存して生きています。まず、ご自身が飼っている、共に暮らしているその犬が本当に幸せなのか自分に問い掛けてみて下さい。自分の飼っている犬と向き合うことが大事だと思います」

安藤さん「私は犬を飼い始めた当初は、話してくれたらいいのにと思ったりしました。しかし、それが無いからこそ私はペットと暮らす意味があるとここ最近思うようになりました。人のようには話さないので、ふとした眼差しや仕草から思いをはかるということで私はペットと暮らすことで飼い主として育てられたと思っています」

ここからは高齢者がペットを飼うことについてのテーマです。

太田さん「現実問題として高齢者によるペットの飼育放棄は社会問題になっています。以前朝日新聞で100以上の自治体で調査をしたのですが、高齢という理由で飼育放棄するという割合が高いです。そして高齢者はライフスタイルとしてペットと一緒にいる時間が必然的に長いので、ペットと飼い主との関係がベッタリになります。そして健康寿命の関係でペットを手放した際、次に飼う人も高齢者で似たようなライフスタイルならいいのですが、働き盛りの若い世代で一緒にいる時間が長く取れない場合に分離不安にともなう問題行動を起こしやすくなるのが問題視されています」

質問 「千代田区で殺処分ゼロが数年間続いていますが、それについてどう思われますか?」

太田さん「素晴らしいのではないでしょうか。別に僕は殺処分ゼロに反対するのではなくて、殺処分ゼロという単語の中に動物取扱業の規制という話しが抜け落ちていると思います。殺処分ゼロだけに目を奪われていると本当に不幸な犬猫たちを救えなくなってしまったのが、今の法改正後の状況ですよということをご説明したかったのです。
一点だけ申し上げると、病気やケガで収容されてきた犬猫やどうしても懐かない、または馴れない犬猫をどう判断するのかという分部でゼロというものが全ての答えであるのかどうか……ごくごく個人的な感情としていろいろと考えるところはあります」

質問 ペットショップでの生体販売は今後も必要なのか。

太田さん 「犬や猫は古くから人間とともに生きてきた言うなれば伴侶動物で、日本人から犬や猫と暮らす可能性を取り除くというのは反対です。ではどうあればいいかですが、生き物を流通小売業というビジネスモデルに乗せて売ることが問題であって、日本にも優良なブリーダーさんはいますのでそちらに足を運んで購入するのがいいのではないかと思います。それに加えて動物愛護センターに収容されている犬猫を引き取るという方法もあります。今後ペットショップで犬猫を販売するのなら仲介業に徹するのも一つの方法だと思います。たとえば新車の自動車を購入する時は、ディーラーさんで店舗にある自動車を直接購入するのではなくパンフレットなどで決めてから申し込んで、そこではじめて生産ラインに乗ります。そのようにペットショップは仲介業に徹すれば売れ残りは発生しないし、繁殖現場も大規模化をしなくて済むと思います」



意見(報告)「茨城から来たものですが、地方の雑種犬の問題を申し上げたいと思います。平成27年度の殺処分のデータで千葉県は約200頭で茨城県が約1200頭で、茨城県は千葉県の約6倍の殺処分数があります。しかしそれ以外のデータはすごく似ているというのを申し上げたいと思います。成犬の飼い主の持ち込みが茨城県は180頭に対して千葉県が200頭。飼い主不明の犬が1100頭に対して千葉県は1400頭と、実は千葉県の方が多いです。ところが殺処分数になると茨城県の方が多いです。これは何が違うかというと飼い主不明の幼齢個体です。千葉県が13頭に対して茨城県が911頭です。野犬などが産んだ子犬達だと類推されます。この飼い主不明の幼齢個体には生体販売業者の犬は1頭も入っていません。私は茨城県で犬の避妊虚勢手術の費用を助成する活動をしていますが必ず結果が出ると思っています。幼齢個体の部分以外はむしろ千葉県よりも優秀ですし、原因がはっきりしていますので私は茨城県の未来は明るいと思っています。私は雑種を専門に扱っていますが純血種にも無関係ではなくセンターに来る犬の約9割が雑種なので、その9割が無くなればそれだけ純血種が長くセンターに保管できるので譲渡の機会も増えるのではと思います。先ほど太田さんが言っていた法改正でペット業者のセンターへの持ち込みが拒否されるようになったというところですが、実はそこは問題だと思っていました。今9割いる雑種がいなくなれば、闇に葬られるよりもセンター引き取り拒否を、引き取りするように戻すというのもひとつの手段ではないのだろうかと思います。以上です」

安藤優子さん「今回、このメンバーでやるのは2回目になります。1回目もこのような問題を掲げて話を進めてきましたが、それらの話しは完結せずに時間の都合上途中で終わった感じで今日があるわけですが、今日も途中でという感がありますので次回もあるということで(場内拍手)また皆さんにお会いしたいと思います。またここに集まった皆さんと不幸なペットを1匹でも減らす為に知恵を絞っていけたらと思います」

最後に司会の早川かをりさんから次回の第27回Mr.Mac Academyの案内の後、熱気冷めやらぬうちの終了となりました。

photographer by Greg Yeo
text by Toyo Mikami

*次回予告*
今月11月23日勤労感謝の日
第27回 Mr.Mac Academy
講師:松田 辰也
テーマ:『共に学び共に歩む』    
~犬に優しい行動分析学の基礎~
是非、ご参加頂けると幸いです。













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